携帯、再封できる包装について

商品に便利さが求められています。

活動のアウトドア化、単身者の増加、核家族化といった社会構造の変化に伴い、包装でも携帯性、開封性、簡便性、即席性というものが求められています。調理食品、テイクアウト食品といったものへのニーズが高まっています。

また、ネット販売、無店舗販売、宅配なども普及しています。便利さの中でも、携帯性というのがとても重要です。いつでもどこでも使えて、開けやすく、再封性もあって、持ち運びに便利という容器が求められます。

重くて割れやすいガラス瓶や再封性がない金属缶から、ペットボトルに移行していきました。ペットボトルは軽く割れずに安価です。

しかも、再封性があります。販売前には、容易には開封できませんが、購入したら容易に開封できる機能があります。それと同時に、内容物を保護する要素が要求されます。開けやすさと、再封性は、バリアフリーやユニバーサルデザインという面からも強く求められています。

日本のパッケージ包装

外国では、プラスチックの袋でも、開封の難しいものがたくさんあります。日本では、ほとんどの商品が簡単に開封できる機能が付いています。JISでは、高齢者、障害者配慮設計指針ー包装・容器ー開封性試験方法に、開栓力、開封力の規格設定の目安が示されています。

ヒートシール軟包装袋及び半剛性容器の試験方法といものには、参考値として、ヒートシール強度が示されています。子どもでも開封できて、ポケットに入れて動き回っても剥離しないイージーピールの最低強さが示されています。

ノッチ付き袋といって袋の開封性が考えられた袋、どこからでも切れるように微細な傷加工をした袋、ミシン目などのカットをした直線カットの袋、透明で何かと便利なOPP袋など様々あります。