発達障害の子どもたちと「苦手意識」について

10月 10, 2019 0 投稿者: admin

「発達障害」をもつ子どもとその家族は、その「障害」への誤解から多くの壁に直面し、苦しんできたという社会的な背景があります。「発達障害」の子どもたちが、計算が苦手であったり、言葉を覚えるスピードが極端に遅いといった特徴をみせる中で、学校教育での勉強の遅れに悩み、不登校になってしまったり、周囲の同世代の若者が、進路や就職先を見つけていく中で、そのライフステージの歩みの遅れをとってしまった事から、社会に出るきっかけを失ってしまい、ひきこもりの状態が続いてしまったりするような、これまでにも社会的な問題点が数多く報告されてきました。子どもたちの抱える「発達障害」が、このような問題を抱える中で、様々な公的機関や全国の組織らが、彼らの抱える「障害」について、考えを交え、研究に取り組むようになる中で、「発達障害」における「障害」は乗り越えたり、克服するものではなく、「苦手意識」は、そのまま放置するといった考え方がみられるようになってきました。一般的な考えの上では、苦手な分野や、苦手な事柄は、克服する事で、苦手意識がなくなると考えられますが、「発達障害」の中での、「苦手分野」は「苦手」として、そのままの形で受け入れ、その他に、「苦手」をフォローできるような「得意な分野」を探すというような考え方が生まれるようになりました。実際に、「発達障害」をもつ子どもたちには、苦手な事柄を、努力や頑張りで、克服する事は、非常に困難な事であって、彼らの不思議な行動や特徴的な行動を見た周囲の人々が、誤解を生んでしまうようなケースは多いのですが、実際には彼らの「苦手」は、「怠惰」や「怠け」からくるものではないようなのです。